「学歴なんて関係ない」と社会は言う。でも、本当にそうなのでしょうか? 私たちを縛り、時に武器にもなる『学歴』の正体について、改めて考えてみませんか。
そして「受験は終わったのに、なぜ今読む価値があるのか?」「受験が終わったら勉強とは無縁の生活が待っている」と思っていた大学生のあなた。
実際には、就活・資格試験・研究といった「新しい受験」が次々にやってきます。
過去の受験経験を「一度きりの試練」として終わらせてしまうのはもったいない。
今回紹介する書籍びーやま著『17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。』は、受験を人生の縮図として捉え、大学生や若手社会人に向けても役立つ普遍的な学びを提供してくれる一冊です。
この記事を読むと──
- 自分で意思決定をすることがなぜ大切かがわかる
- 大学生や社会人が今からでも身につけるべき習慣が見える
- 「人生のプラチナチケット」の掴み方がわかる
の3つのベネフィットがあります。

主に高校生へ向けて書かれている本ですが、大学生や社会人の方が読んでももちろん学びがある本です。
本記事では触れませんが、「学歴」に対する著者の考えがよく知れる一冊でもあると僕は思いました。
著者と本書について
著者のびーやま氏は、YouTubeチャンネル「wakatte.TV」で受験や学習に関する情報を発信し続け、60万人以上のフォロワーを持つ教育系(?)YouTuberです。
「きれいごと抜き」で本音を語るスタイルが人気を集めており、本書もその姿勢が色濃く反映されています。
単なる勉強法の指南書ではなく、「受験を通じてどう生きるか?」 というテーマに踏み込んでいる点が特徴。だからこそ、大学生や若手社会人にとっても「今の自分に刺さる内容」が多いのです。
本書の核心:大学生に響く3つの真実
この本の中から、大学生や20代の人たちでも活かせる内容について紹介します!
1. 主体的に意思決定することの重要性

よく言われていることではありますが、改めて親や先生、世間の価値観に流されず、自分の頭で選ぶことが大切です。
他人任せの選択は「やらされ感」に繋がり、努力が続かない。納得できない選択は、後から後悔する可能性が高くなります。
著者は「偏差値や判定だけで進学先を決める」のではなく、「自分がどんな環境で学びたいか」を考える重要性も説いています。大学は学ぶ場であると同時に、人脈を築く場でもあります。進学先を自分で選んだという事実は、その後の大学生活への主体性やモチベーションに直結します。
就職活動でも同じ構造があります。「みんなが受けているから」「親が安定していると言ったから」という理由だけで企業を選ぶと、早期離職やモチベーション低下に繋がりやすい。キャリアの入り口に立った今こそ、「自分がどうありたいか」を基準に意思決定をする訓練が必要です。
2. メンタルは受験・人生の必須科目

受験勉強の成否を決めるのは知識量ではなく「本番で力を出せるかどうか」。そのために必要なのは、メンタルの管理です。
人は緊張するとワーキングメモリ(作業記憶)が奪われ、普段できる計算や暗記が急にできなくなる。つまり「知っているか」より「出せるか」が勝負。
本書では「模試を本番同様に扱う」「直前期の習慣を整える」など、メンタルを鍛える具体的な方法が語られています。スポーツ選手が試合前にルーティンを持つように、受験生にとっても安定した習慣は大きな支えになります。
就活の面接やゼミの発表、資格試験など、大学受験以降の世界でも「一発勝負」が多々ああります。普段の実力を発揮するために、日常的に呼吸法や瞑想を取り入れたり、「自分なりの勝負前ルーティン」を決めておくと、緊張を味方にできます。
3. 人生のプラチナチケットは努力で掴める

受験は「努力で人生を変えられる」数少ないチャンス。著者は「大学受験ほど公平な挑戦はほとんどない」と断言しています。
社会には家庭環境や経済格差などの不平等があります。しかし受験に関しては、自分の努力が結果に直結する側面が大きいと言えます。この「努力が報われる経験」は、その後の人生を生きる上での自信となるでしょう。
著者は「大学に合格することそのもの」以上に、「努力で未来を切り拓けたという実感」に価値があると説きます。大学生活での学び、人脈、経験はすべてその先の人生に影響を及ぼします。「受験=未来を掴む切符」という比喩は非常に分かりやすく、モチベーションを高めます。
そして大学生や社会人の今も「人生のプラチナチケット」を掴む機会は多くあります。たとえば海外留学、長期インターン、起業などは、努力次第で扉が開かれる挑戦です。「どうせ自分には無理」と思う前に、「努力で切符を手にできる場」を探し出すことが重要です。
まとめ

びーやま著『17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。』は、大学生や社会人ににとっても「受験を人生に活かす視点」を与えてくれる本です。
- 主体的な意思決定の大切さ
- メンタル管理は受験、そして人生の必須科目
- 人生のプラチナチケットを掴むのは自分次第!

先にも書いた通り、本書では著者の学歴への考え方がよく示されています。「学歴社会」なんていわれている現代を生きる僕たちだからこそ、「学歴」についても考えてみる価値があると僕は思います。
『17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。』を今すぐお得に読む方法
正直、この記事で紹介した本を「積ん読」で終わらせたら、人生で少し損をしてしまうレベルで、得られるものが多い一冊です。
「そうは言っても、なかなか時間が…」という君のために、僕自身も実践している読書スタイルを2つ紹介します。
「聴く」派の僕のおすすめは、やっぱりAudible
僕も大学への通学時間は、ほぼAudibleです。最初は「聴くだけで頭に入るの?」と半信半疑でしたが、これが驚くほど集中できる。何より「インプットしてる時間」が圧倒的に増えるのが最高です。
- 移動時間が「読書時間」に変わる魔法
- プロのナレーターだから、難しい話も分かりやすい
- 最初の1冊は無料。合わなければ解約も簡単
「読む」派の君には、絶対にKindleが便利
もちろん、本は線を引きながらじっくり読みたい時もありますよね。そんな時はKindle一択。特に大学生にとっては、ただ読むだけじゃないメリットが大きいです。
- スマホさえあれば、いつでもどこでも書斎になる
- レポート作成に便利な「検索機能」が神
- 物理的な本棚を圧迫しないのも地味に嬉しい
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