こんにちは、Polaris Booksです!今回は日本の大ベストセラー、福沢諭吉の「学問のすすめ」を紹介します。
なぜ学ぶことが大切なのか、その答えがここに書かれています。ぜひ最後まで読んでください!
「学問のすすめ」は、福沢諭吉が提唱した「学問の力で社会を変える」思想を描いた名著です。現代を生きる私たちにとっても、自己成長や社会的成功のカギとなるのは、やはり「学問」です。
しかし、忙しい日々の中で、学ぶ意味を見失ったり、どんなことを学ぶべきなのか悩む人も多いのではないでしょうか?
福沢はこの悩みに対し、「実践的な学問」が重要だと強調します。学んだ知識を生活や仕事に活かすことで、個人の自由と成長が実現され、社会全体も豊かになるのです。
この記事では、福沢の思想に触れながら、学問がもたらす真のメリット—人生をより良くする力—をお伝えします。
学問のすすめの概要
福沢諭吉ってどんな人?
まず、著者である福沢諭吉について紹介します。福沢諭吉は、幕末から明治にかけての日本の啓蒙思想家であり、教育者、そして社会改革者として知られています。彼の名を聞けば、多くの人が一万円札の肖像を思い浮かべるでしょう。しかし、彼が残した業績や思想は、その象徴をはるかに超え、日本の近代化において重要な役割を果たしました。特に「学問のすすめ」は、福沢が日本人に対して投げかけた知識の重要性と、それが社会に与える影響を語った名著です。
「学問のすすめ」は、1872年(明治5年)に出版され、全17編からなる福沢の代表作です。この本が書かれた時代背景として、日本は鎖国を解き、西洋との交流を始めたばかりでした。世界が急速に変化していく中で、日本もまた近代国家へと変貌を遂げる必要がありました。そんな中で、福沢は、学問の力こそが日本を強くし、国民一人ひとりを豊かにする鍵であると強く訴えたのです。
福沢の思想が宿る「学問のすすめ」
「学問のすすめ」は、福沢諭吉の有名なあの言葉で始まります。
天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず
学問のすすめ 福沢諭吉
この一文は、近代日本における自由と平等の概念を強く表しています。生まれつきの身分や地位ではなく、学問や努力によってこそ、人は自分自身を高め、社会においても対等な存在になれるという考え方です。福沢の思想は、封建的な階級制度に囚われていた当時の日本にとって、まさに革命的でした。
本書では、学問の必要性を説くだけでなく、その具体的な内容や目標についても触れられています。例えば、福沢は学問を単に知識を得るための手段とは捉えておらず、実生活に役立つものとして重要視しています。彼は「実学」という言葉を用いて、日々の生活や社会の中で活用できる知識こそが、本当に価値のある学問であると強調しています。単なる理論や机上の空論ではなく、現実に即した知識を学び、実践してこそ、個人も社会も発展するのだというメッセージが、この書には込められています。
また、福沢は独立した個人としての自己を確立するためにも、学問は不可欠であると説きました。彼の言う「独立」とは、経済的な自立はもちろんのこと、精神的な独立も含まれます。福沢は、他人に依存せず、自ら考え、行動できることが、近代社会において最も重要な資質であると考えていました。こうした思想は、今日の私たちにも大きな示唆を与えます。現代社会においても、自己の力で生き抜くためには、知識とその活用能力が求められるからです。
時代を超えた福沢の教え
「学問のすすめ」が書かれた時代は、社会や経済、政治のあり方が急激に変わり始めた時代でした。それまでの価値観が揺らぎ、新しい時代の到来が予感される中、福沢の言葉は多くの人々に響き渡りました。彼は、国民一人ひとりが自分の力で学び、考え、行動することで、日本全体が豊かになると信じていました。
そしてこの福沢のメッセージは、現代を生きる私たちにとっても非常に有効です。情報が溢れ、技術が進化する現代社会では、自ら学び続ける姿勢がますます重要になっています。学ぶことで新しい知識を得るだけでなく、視野が広がり、自分自身の考え方や価値観も深まります。また、学問は他者とのコミュニケーションを円滑にし、社会の中での自分の役割を理解する助けともなります。
「学問のすすめ」を通して、福沢が訴えたのは、学問が個人に自由をもたらすということです。自由とは、単に外的な制約から解放されることではなく、自分自身の力で考え、選択し、行動できる状態を指します。福沢は、学問によって得た知識が、個人の内面に自由をもたらし、それが社会全体の進歩に繋がると考えたのです。
僕が学んだこと・考えたこと
学問が人生を豊かにする
学問のすすめを読み、僕が学んだことの一つが、「学問が自分の人生を豊かにしてくれる」です。みなさんご存じの福沢諭吉の言葉「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」は、本書によれば、生まれたときは人間みな平等であるという意味だそうです。
では、何が人間の社会的な差を作っているのでしょうか?
それはズバリ、学問の有無です。
格差の元は学問の有無にある
学問のすすめ 福沢諭吉
学問が人生を豊かにするのは、知識が世界を広げ、自己成長の機会を増やすからです。学問を通じて私たちは多様な分野の知識を得ることができ、それが新しい視点や考え方を生み出します。
例えば、歴史を学べば過去の成功と失敗から教訓を得ることができ、科学を学べば物事を論理的に捉える力が養われます。
このように学問は私たちの思考を深め、自己成長に繋がり、結果的により豊かな人生を送る手助けをしてくれるのです。
そもそも学問の本質は、自分の人生をより良くすることだと僕は考えます。
学問で自分の世界を広げ、豊かな人生を歩んで行きたいですね!
✅学問が自分の人生を豊かにしてくれる
学んだことを実践してはじめて意味がある
学問の要は「活用」の一点に尽きます。活用なき学問は無学に等しいのです。
学問のすすめ 福沢諭吉
僕が学問のすすめから学んだもう一つのことは、「アウトプット命!」です。
どんなに優れた知識を持っていても、それが実際に使うことが出来なければ、なんの意味もありませんよね。
例えば、みなさんは本から学びや気づきを得たという経験がありますか?僕は自分の人生を豊かにしたり、視野を広げてくれる情報を得たいと考えて本を読んでいます。
しかし、それらの情報があっても自分の行動が以前と変わっていなければ、その学びは意味があったといえるのでしょうか?
以前、「News Diet」という本を読んで、「社会や世界のことをよく知りたいと思って新聞やニュースをチェックしたけど、それには意味がなかったんだ!」という気づきがありました。著者の考えに共感し、自分もニュースを絶ってより有意義な時間の使い方をしようとそのとき考えました。
しかし1週間後、スキマ時間にネットニュースを読んでいることに気づきました。本から気づきを得る前の自分と同じに戻ってしまったんです。これって結局、何の意味もありませんよね。
優れた知識も使えなければ、宝の持ち腐れになってしまうのです。
✅アウトプット命!どんなに優れた知識を持っていても、それが実際に使うことが出来なければ、なんの意味もない
ちなみに今はもうスキマ時間にニュースをチェックしたりはしなくなりました!笑
まとめ
最後に今回のポイントをおさらいしましょう!
✅学問が自分の人生を豊かにしてくれる
✅アウトプット命!どんなに優れた知識を持っていても、それが実際に使うことが出来なければ、なんの意味もない
今回は福沢諭吉の「学問のすすめ」を紹介しました。僕はこの本を読んで、なぜ学ぶことが大切なのか、そもそも学問とはどんなものなのかを考えるきっかけになったと感じました。
「学問のすすめ」は100年以上前の本ですが、内容は非常に示唆に富んでおり、現代を生きる僕たちにも学べることは多いです。むしろ、今を生きている人々こそ読むべきなのかもしれません。
ぜひ、みなさんも実際に読んでみてください!
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