【決定版】大学生がNISAより先に読むべき「お金の教科書」5選!

2025

「周りの友達がNISAを始めたって話してる…」

「社会人になる前に、お金の不安を少しでも解消したい」

「アルバイト代が、気づいたら消えてる生活から抜け出したい」

もし、あなたが一つでも当てはまるなら、この記事はあなたのためのものです。

新NISAが大きな話題となり、SNSでは「大学生も投資を始めるべき!」という声が溢れています。しかし、焦って飛びつくのは少し待ってください。

多くの人がやってしまう失敗、それは「お金のルール」を知らないまま、いきなり「増やす(投資)」という試合に出てしまうことです。

結論からお伝えします。

大学生がNISAより先に学ぶべきは、『お金の全体像』です。具体的には、①貯める・守る力、②稼ぐ力、③増やす力、という3つの力を順番に鍛えることが、将来の資産を築く最短ルートになります。

この記事を読めば、お金に関する漠然とした不安が「具体的な行動計画」に変わります。周りに流されることなく、あなた自身のペースで、将来への自信に満ちた第一歩を踏み出せるはずです。

なぜ大学生はNISAの前に「お金の全体像」を学ぶべきなのか?

「でも、早く始めた方が有利なんでしょ?」もちろんその通りです。しかし、それは土台がしっかりしていてこそ。焦って投資を始めるべきでない理由は3つあります。

理由1:投資には元手(種銭)が必要だから

当然ですが、投資でお金を増やすには、まず投資に回せるお金、つまり「余剰資金」が必要です。そのためには、収入から支出を引いてしっかりお金を残す**「貯める力」**が全ての土台になります。種銭がないのに、大きなリターンは望めません。

理由2:知識不足は資産を失うリスクを高めるから

NISAは素晴らしい制度ですが、元本が保証されているわけではありません。生活を守るための「生活防衛資金」という考え方や、自分がどれくらいのリスクに耐えられるかを知らないまま始めると、価格が暴落した時に冷静な判断ができず、大切なお金を失ってしまう可能性があります。

理由3:人生には投資より優先すべき支出があるから

大学生や20代のうちは、自分自身に投資する「自己投資」が、どんな金融商品よりも高いリターンを生む可能性があります。資格取得の勉強、プログラミングスクール、留学など、将来「稼ぐ力」を大きく伸ばしてくれる経験にお金を使うことは、非常に賢明な判断です。

【3つの力で解説】大学生におすすめのお金の勉強本 厳選5冊

それでは、3つの力を順番に鍛えるための「最強の教科書」を5冊、紹介します。なぜこの本が大学生にとって必読なのか?その理由と共に解説します。

【STEP1:貯める・守る力を鍛える2冊】

まず、すべての土台となるディフェンスの力を固めましょう。

1. 『本当の自由を手に入れる お金の大学』(両@リベ大学長)

【大学生への推薦理由】

もしまだ読んでいないなら、何よりも先に手に取るべき「お金のPolaris(羅針盤)」です。お金に関する全ての基礎(貯める、稼ぐ、増やす、守る、使う)が、この1冊に網羅されています。イラストが豊富で会話形式なので、活字が苦手な人でもスラスラ読めるはず。社会人になる前に必ず読んでおきたい、まさに「お金の教養」が詰まった必読書です。

▼まずはこの1冊から▼

2. 『サイコロジー・オブ・マネー』(モーガン・ハウセル)

【大学生への推薦理由】

本書は「どうやって儲けるか」というテクニックではなく、お金との「賢い付き合い方」という一生モノの思考法を教えてくれます。なぜ人はお金で失敗してしまうのか?その根本にある人間の心理を学ぶことで、将来にわたって賢明な判断ができるようになります。金融の知識と同じくらい、金融の歴史と人間の心理を学ぶことが重要だと気づかせてくれる名著です。

▼テクニックの前に思考法を。AmazonAudibleで聴いてみる▼

【STEP2:稼ぐ力を意識する1冊】

土台を固めたら、次に入ってくるお金を増やす意識を持ちましょう。

3. 『バビロン大富豪の教え』(ジョージ・S・クレイソン)

【大学生への推薦理由】

この本が大学生の「稼ぐ力」の意識を高める理由は、アルバイトで得た収入を、単なる「お小遣い」ではなく、将来の富を築くための「最初の資本」と捉える視点を与えてくれる点にあります。さらに重要なのは、「自己の能力に投資し、稼ぐ力を高めよ」という教えです。これは、現在のアルバイト代を元手に、将来より高い収入を得るためのスキルや知識(自己投資)へ繋げるという、大学生にとって最も重要な「稼ぐ力」の育て方を示唆しています。本書は、目先の消費のためではなく、将来の自分を豊かにするために「稼ぐ」という、本質的なマインドセットを授けてくれます。この本を読むと、あなたが今アルバイトで得ている収入が、将来の大きな富を築くための「最初の種銭」という、尊いものに見えてくるはずです。

▼漫画版もおすすめ。サクッと読めて一生役立つ知恵が得られます。▼

【STEP3:増やす力を学ぶ2冊】

守りと稼ぐ意識が身についたら、いよいよ攻めの「増やす力」です。

4. 『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』(山崎元)

【大学生への推薦理由】

「投資って専門用語だらけで無理…」と感じている人にこそ読んでほしい一冊。お金の知識が全くない素人と、金融のプロとの対話形式で話が進むため、とにかく圧倒的にわかりやすい。NISAやiDeCoについても、この本で基礎を理解してから始めれば、もう何も怖くありません。

▼投資アレルギーがある人にこそ読んでほしい一冊です▼

5. 『ジェイソン流お金の増やし方』(厚切りジェイソン)

【大学生への推薦理由】

芸人としても活躍する厚切りジェイソンさんが、自身の経験をもとに「インデックスファンドへの長期・積立・分散投資」という投資の王道を、これ以上なくシンプルに解説してくれます。再現性が非常に高く、大学生が将来NISAを始める際の具体的なアクションプランが明確にイメージできるでしょう。

▼「やることはこれだけ」と示してくれるので、迷わず行動に移せます▼

読書で終わらせない!今日から始める3つのアクションプラン

本を読んで「勉強になったな〜」で終わらせては意味がありません。今日から始められる、具体的な3つのアクションを紹介します。

アクション1:まずは1冊、AudibleかKindleで読んでみる

「本を買うお金が…」と感じるかもしれません。そんなあなたのために、AudibleやKindle Unlimitedには無料体験期間があります。まずはリスクゼロで、気になる1冊を読んで(聴いて)みましょう。

アクション2:家計簿アプリで自分の収支を1ヶ月だけ記録してみる

お金を貯める第一歩は、自分が何にお金を使っているのかを「見える化」することです。『マネーフォワード ME』などの無料アプリで構いません。たった1ヶ月記録するだけで、衝撃的な発見があるはずです。

アクション3:「月1,000円」でいいから先取り貯金を始める

アルバイト代が入ったら、コンビニでお金をおろす前に、まず1,000円を別の口座に移す。あるいは、親に1,000円を預かってもらう。金額の大小は関係ありません。「収入があったら、まず貯金する」という習慣を、学生のうちに身につけることが重要です。

まとめ

今回は、大学生がNISAより先に読むべき「お金の教科書」を5冊、ご紹介しました。

最後にもう一度だけ繰り返します。

大学生がお金の勉強でまずやるべきは、NISA(増やす)の前に、「貯める・守る力」の土台を固めることです。

今回紹介した本たちは、そのための最高のPolaris(羅針盤)になってくれるはずです。

お金の知識は、早く身につけるほど、あなたの将来の選択肢を大きく広げてくれる最強の武器になります。焦る必要はまったくありません。まずは1冊、本を手に取るところから、あなたの新しい未来を始めてみませんか?

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